
そろそろ卒業するけど、親、先生、後輩、指導者など、お世話になった人にはどうやって感謝の気持ちを伝えるのがいいんだろう?
こんな疑問にお答えします。
そろそろ卒業シーズンですね。
卒業する人も、卒業するのを見送る人も、お世話になった人に感謝を伝えるタイミングがちょうど今頃なのではないでしょうか。
そんな感謝を伝えるための手段として、僕が最もオススメしたいのが「手紙」です。
手紙の力はナメられがちですが、メールやLINEが今後、どれだけ発達していっても、「想いを伝える」ツールとして手紙以上のものは多分出てきません。
今回は手紙を書くことのメリットを紹介します。
手紙を書くことは、書く方にも、もらう方にも多くの意味があります。
この記事を読むことで、自分の気持ちを余すことなく伝えられるようになります。
卒業した後に後悔しないよう、この記事を参考にしてみてください。
・手紙を書くメリット、もらうメリット
・オススメの手紙の書きかた
大学4回生になり、後輩から手紙をもらう機会も多くなりました。
もちろん書く方もこれまでたくさん経験し、もらう側、書く側、両方のメリットを実感しています。
手紙を書くメリット

僕の大学のチームでは、毎年秋のシーズンの最終戦前、手紙を書きます。
4回生は親に向けて、1.2.3回生は特にかかわりの深かった4回生に向けての感謝の手紙です。
僕はこの4年間で30通弱の手紙を書き、4回生になった今年は10通以上の手紙をもらいました。
書く側としても、もらう側としても感じるところがあり、「手紙は絶対に書いた方がいい」と思ったので、以下で詳しく説明していきます。
ちなみに、今回はメリットしか書いていません。
「想いを伝える手段」としての手紙に、デメリットを思いつけなかったからです。
盲信的に書いているつもりはないので、ご理解を。
・今まで忘れていた思い出がよみがえる
・手紙にしか書けないことがある
・言葉にできない気持ちも伝わる
今まで忘れていた思い出がよみがえる
手紙を書いていると、忘れていた、その人との思い出がよみがえってきます。
普通に生活していたら、絶対に思い出せなかったものまで。
どの人にも、自分が想像した以上に、たくさんお世話になったことに気づきます。
その人のことを本気で想いながら書ける、手紙ならではの感覚です。
手紙にしか書けないことがある
手紙を書いていると、手紙にしか書けなかったであろう想いの存在に気づきます。
直接だったら言えないような、想いです。
特にこれを強く感じたのが、今年、親への感謝の手紙を書いたときです。
先に書いたように、記憶の奥にある思い出がどんどん出てきます。
しかし、そのすべてを、普段話しているなかで直接「ありがとう」と伝えられるかというと、多分できないです。
照れくさい気持ちもあるので。
今だから書けること、一人暮らしをしてから当たり前じゃないと気づいたことなどもあります。
僕は、その都度、目いっぱいの感謝に気づいて伝えられるほど、できた人間ではないです。
なので、こんな風に手紙を書くことで、そんな感謝に気づいて、伝えられることには、すごく大きな意味がありました。
多くの結婚式で、親への感謝を、わざわざ手紙の形にしてから読んで伝えるのも、同じような気持ちを持つ人が、こんな風に手紙を書く意味を実感しているからかな、と、ふと思いました。
言葉にできない想いも伝わる
毎年、チームで手紙を書くときに、僕らが監督から伝えられていた言葉があります。
「 手紙を書くというのは「想いを削る」行為である 」
僕はこの表現が大好きで、その通りだという実感もしています。
同じ言葉でも、手紙にすると、言葉にその人の「想い」が乗ります。
字がきれいとか、表現が拙いとかの次元ではなく。
感極まって震えた文字や、どうすれば伝わるのか考えに考えた跡が、読む人には伝わります。
言葉にできないものを、手紙にすることで補ってもらえます。
これはメールなど、電子テキストなどでは絶対にできないことです。
最初に、「想いを伝えるツールとして手紙以上のものは出てこない」と書いたのは、ここによるものが大きいです。
言葉の奥にある想いを表現できる電子テキストなんて、なかなか難しいですからね。
手紙をもらう側のメリット

ここからはもらう側のメリットを紹介します。
もらう側には、それこそメリットしかないのですが、書く側にとって、それを知っておくことで書きやすくなるパターンもあるかもしれないので。
・単純にうれしい
・ずっと形として残る
単純にうれしい
まず、単純にうれしいです。
自分のことを想って書いてくれただけで。
「手紙渡すのってどう思うのかな…」と躊躇している人、安心してください。めちゃめちゃうれしいので。
ぜひ書いてください。
ずっと形として残る
手紙は、ずっと形として残るのが結構うれしいポイント。
これだけ想いが込められるものもないので、大切な思い出になります。
あんまりやらないかもですが、手紙は見返すこともできます。
僕は最後のシーズン、終盤の大事な試合の前に、お世話になった先輩からお返しでもらった手紙を見返しました。
そのおかげで、自分が本当にたくさんの人に応援してもらっていることを再確認でき、不安につぶされずに頑張り切れました。
そんなことが出来るのも、手紙ならではかと。
野球部の手紙、オススメの書きかた

最後に手紙の書きかたを紹介します。
絶対そうしろってものではない、僕の好みです。
熟考する
どうすればその人に最上級の想いが伝わるか、考えるほどに思い出もよみがえってきますし、想いの乗った良い手紙になります。
ササっと書いてしまうのはもったいないです。
丁寧に。
形式にこだわらない
親や先輩、後輩はビジネスの付き合いではないので、形式にはこだわりすぎずに書きましょう。
「拝啓~」みたいなのよりは、もっと自然な、しゃべり言葉に近い書きかたの方が伝わると思います。
その人の人柄が出ます。
最後に日付入れて、名前書いて、敬語使う人には敬語使うくらいでいいと思います。
ペンネームを入れるのもいいですね。「自慢の息子 (名前)」とか。
このブログのタイトルである「幸せな野球バカ」は僕が4回生に向けて書いた手紙に使っていたペンネームです。
著作権フリーなのでよかったら。
【野球×手紙】まとめ

結論、手紙を書くことを強くオススメします。
他の手段にはない魅力が手紙にはあります。
このタイミングで、お世話になった人に書いてみてはいかがでしょうか。
僕も、後輩への返事を近いうちに書かないと。(もらってから結構経ってる💦)
今回はこれにて。ありがとうございましたっ!
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