
チーム力が大事だって言われるけどチーム力って何?
どうやってつけたらいいの?
こんな疑問を解決します。
今回のテーマは「チーム力」。
目には見えない曖昧なものですが、確かにチーム力は存在します。
あなたや主力の誰かがうまくなるだけでは、せっかく頑張ってもチームとして「勝つ」という目標には近づいていかない場合があります。
今回はチーム力の正体から、チーム力を実際に上げる方法まで紹介します。
この記事を参考にすると、チーム力についてはっきりと理解でき、「チームとして」強くなる方法がわかります。
✔記事の内容
・チーム力の正体
・チーム力を上げる方法
✔記事の信頼性
大学4年時、実際に春終わり~秋までに実際に取り組み、チーム力の向上を実感。
春3位→秋優勝
チーム力の正体

まずチーム力のイメージですが、簡単に言うと、「チームとして強い」という状態です。
高校野球で多く見られますが、個人の実力では圧倒的に落ちるチームが、強豪相手に勝ったりしたとき、「チーム力があった」、「チームとして強かった」と言われることがありますね。
ラグビーでも「One team」という言葉ができたり、何となくチーム力という概念に興味がある人もいるのでは?
これは何が起きているのか。
チーム力の正体
・意思統一
・チームにコミットする
意思統一
ズバリ、チーム力の正体は、意思統一ができているかどうかです。
他にも細かいポイントはありますが、一番大きいのはこれ。
チームの目標、方向性を全員が理解し、本気で実現しようとしているかということですが、意外とこれが難しい。
特に人数が多いチームになればなるほどです。
この意思統一ができればチーム力向上はほぼ攻略と言っても過言ではないです。
チームにコミットする
もう一つ大事なのが、全員がチームにコミットすることです。
簡単に言うとチームのために動けるか、全員がチームに影響を与えている、貢献しているという実感を持てるかということです。
これも人数が多ければ難しいです。
なぜなら控えの選手が増えてしまうから。
この控えの選手をコミットさせるかがこの項目のカギです。
以上より、チーム力の向上は意思統一、全員がチームへのコミットを高める方向でおこないます。
チーム力を向上させる方法

ここからは実際に僕がチーム力の向上を実感した方法を紹介します。
僕のチームは4回春のときは下馬評では優勝候補の筆頭でしたが、始まってみると全然勝てず。
個人の力はあるはずなのにチームとして勝てないのです。
ここからチーム力を立て直すべく、取り組みを夏の間続けて、秋には優勝することができました。
目には見えないですが、苦しい試合を勝ち切れたり、ここ一番で踏ん張れる場面が明らかに増え、そんなところからチーム力の向上を感じました。
それでは行きましょう
✔チーム力向上のための取り組み
・ミーティング
・徹底事項
・罰ゲーム付きノック
・試合も罰ゲーム付き
ミーティング [チーム力向上]
ミーティングはこの取り組みの中でも一番大事です。
とにかく回数を重ねます。
このミーティングは試合の反省ではありません。
何を目的に行うかというと、先程書いた意思統一を徹底するためです。
指導者や幹部が考えていることは、思っているより、特に学年が下の選手には伝わっていません。
チームの目標、やりたい野球の形、チームとして意識することなど、伝わっておいてほしいことが伝わっていないのです。
そして、これはレギュラーから控えから新入生まで、全員に浸透させておかないとチーム力は上がりません。
方向性が定まるからまとまるし、強いのです。
歴史でナポレオンの軍が強かったのは「自由と平等を手に入れる」という目標に納得し、浸透した兵の集まりだったからです。
お金で集められた傭兵の軍より強いのも納得できますね。
そんな意思統一を行うために、どんなミーティングをするのか。それは、
ひたすら話して、議論して理解してもらう
それだけです。
押しつけではなく理解してもらう。よほど変な目標や、受け手が変でない限りひたすら話して理解できないことはないです。
ここで意見は出してもらって、反論しないならやってよね、という形が納得しやすいです。
本当に思っているより伝わらないものなので、しつこいくらいに回数重ねたほうがいいです。
僕のチームは全体のミーティングはもちろん、4回生のミーティング、そこでまず方向性を固めて、4回生がそれぞれリーダーを務める班ミーティングを週に1回はやっていました。
これをやっていると、「こいつチームの方針わかってないな」という人が意外なほどいるのでぜひやってみてください。
徹底事項 [チーム力向上]
徹底事項を決めることも意思統一の一環です。
簡単な徹底事項もできないようでは試合でチームとして戦うことはできません。
その時点で別の方向を向いている、「自分がやらなくても関係ない」というコミットが薄い選手がいるということだからです。
僕のチームは「アップを全力でやる」ことを徹底事項として決めました。
徹底させるためのポイントは一つ。その都度伝えることです。
ミーティングのところにもつながりますが、人は他人の話をそんなに長く覚えていられません。
それを伝える自分は覚えていて当たり前ですが、同じ基準で他人も覚えていると思ったらそれは違います。
「アップを全力でやる」ことを徹底するために僕らはアップの前に欠かさず「アップを全力でやろう」と伝えていました。
それでもたまに崩れてくるので言いすぎなことはないです。
しつこく伝えましょう。
これは徹底する内容より、徹底するという行為に意味があるのですが、そこも理解してもらえたらベスト。
罰ゲーム付きノック [チーム力向上]
これは賛否両論ありそうですが、罰ゲーム付きノックもチーム力を高めるのには有効です。
ポイントさえ意識すればありです。
ここで重要なのは、「自分のプレーはチームに影響を与える」、「仲間のミスをカバーしよう」という実感が得られることです。
チームへのコミットの部分ですね。
エラーが出たら全員でバーピー×10という形で僕らはやってました。
エラーが出たら攻める声も出ますが、逸れた送球をカバーできた時は、より盛り上がります。
自分に関係のないプレーでも注目するようになりますし、緊張感のある練習になります。
チームのために何としてもエラーしない、チームのためにミスをカバーするという意識が全員に出てくれば成功です。
ただ険悪にある可能性もあるので、自己中にミスを攻めるだけになってしまったら、指導者やキャプテンのかじ取りが必要ですね。
試合も罰ゲーム付き [チーム力向上]
ノックと同じ理由で試合も罰ゲーム付きでやってました。
罰ゲームの発生にははっきりと条件があって、
・攻撃は10安打に届かなければその本数分、ポール間走。5得点に届かない分、ポール間往復
・守備は四球が2個を超えた分、ポール間。失点が2を超えた分、ポール間往復
ここで大事なのが、数字をクリアすればその分、他のところをカバーできるということ。
例えば攻撃が9安打でも守備が1四球ならチャラになるということです。
攻撃で守備を、守備で攻撃をカバーするという意識が自然と出る、出させることができます。
これはうまくできてました。
罰ゲームもポイントを押さえればいいものです。
チーム力を向上させて地力のあるチームへ

チーム力は目には見えないですが、強い個人の集まりを凌駕するパワーを持っています。
軽視せずにぜひチーム全体で取り組んでみてください
チームとしての目標達成の近道です。
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今回はこれにて。ありがとうございましたっ!
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