なぜ「チームの徹底事項」は守るべきなのか[見落とされがちな意義を解説]

チーム作り

チームの徹底事項、正直守るのメンドクサイ…

野球に関係ないこととかチーム全員で徹底する意味あるの?

こんな疑問を解消します。

前回の記事ではチーム力の話をしました。

この記事の中で、チーム力を上げる方法として「徹底事項を作って徹底する」ことをオススメしましたが、今回はそこをもう少し深堀り。

正直、野球に関係ないようなチームの徹底事項にうんざりしている人は、実は損しているので是非この記事を参考にしてみて下さい。

徹底事項の隠れた意味を理解しないせいでチームに図らずも迷惑をかけている場合があります

「それやっても野球うまくならないでしょ」ということでも徹底することに意味はあります。徹底すること自体に意味があるからです。

この記事を読むことで「何かを徹底すること」の隠れた意味、正しい徹底事項の作り方がわかります。

✔本記事の内容

・チームの徹底事項を作る、守る意味

・正しい徹底事項の作り方

✔記事の信頼性

チームで実際に徹底事項を守ることによってメリットを実感。守る人、守らない人どちらも見てきました。

チームの徹底事項を作る、守る意味

軍隊整列

野球をやっていたら、それぞれのチームによってさまざまな決め事、徹底事項を守るように言われますよね。

そんな中、意味ないと思われる徹底事項に遭遇して、「何でこんなことを守んないといけないんだ」と思ったことのある人も多いのでは?

しかし、意味のない徹底事項はありません。

なぜなら、最初に書いた通り徹底事項は「徹底すること自体」に意味があるからです。

徹底できる=「やろう」ができる

これはどういうことかと言うと、何かを徹底する力は「~しよう」となったときに確実に実行できる力と同じだからです。

徹底するということは「やろうとすることをやる」練習なのです

分かりにくいですね…

具体例を挙げてみます。

僕のチームの徹底事項の一つに「攻守交替は全力疾走」がありました。

この全力疾走自体には直接野球のプレーに関わるメリットはありません(厳密にはあるのですが)

別にプロみたいに歩いて帰ってきても問題はないですよね。

しかし、この徹底ができないせいでチームはうまく回らなくなります。

なぜなら、意識さえすれば必ずできる「全力疾走」すらできないのに、試合中に「全員初球は振っていこう」「とにかくストライク先行で」などの指示を守れるはずがないからです。

「試合中の指示は意味あるってわかってるからできる」と言う人もいるかもですが、現実にはそう上手くはいきません。

試合中の指示でも「本当にあってるのか?」と言う考えがよぎることはありませんか?

徹底事項が守れない人、チームはこんな状況のとき、指示通りに動くことが出来ません。

普段の徹底事項を、「意味がない」と感じて徹底しないのなら、100%自分の腑に落ちない指示が出た時に信じて動けないのです

だから、個人として、チームとして徹底事項を守る必要があるのです。

以上が徹底事項を作る、守る意味です。

前回の記事の、全員が同じ方向を向く、「意思統一」にもつながってくるのが理解いただけると思います。

正しいチームの徹底事項の作り方

法律など決まり事を扱う雰囲気

徹底事項の意味を説明してきましたが、

じゃあ、どんな徹底事項を作ればいいんだろう。

徹底すること自体が大事なら内容はなんでもいいのかな?

こんなことが加えて気になるのではないでしょうか。

確かに徹底すること自体に意味はあるのですが、徹底事項の内容を考える際に気を付けたほうがいいポイントはあるので、それを最後に説明します。

・野球に直接関係なくてもOK

・「意識さえすれば必ずできる」ことにする

野球に直接関係なくてもOK

内容は野球に直接関係なくてもOKです。

先ほどの全力疾走は割と野球と直接かかわってますが、無言清掃(長野だけ?)やゴミを見つけたら拾う、など、関係なくてもいいです。

ただ、できるなら野球に関係ある、グラウンドの中での徹底事項がオススメです。

「全力疾走」や「外野フライはセカンドまで行く」などですね。

理由は管理がしやすいから。

徹底事項はもともとの言葉の意味からも分かるように、全員が完璧に守ることで効力を発揮します

なので、グラウンド外の誰の目も届かないところでの徹底事項を作っても、徹底できているかは自己申告以外に確認のしようがありません。

そこで崩れてしまうと形だけになってしまって意味がない、と言うかそれだったら無い方がいいです。

よって、全員が全員の行動をお互いに確認できるグラウンド内で完結する徹底事項がオススメ。

「意識さえすれば必ずできる」ことにする

意識さえすれば必ずできることにします

やろうとしてもできない可能性があると、徹底しようとしてもできず、前回や今回記事のようなチーム力を上げる目的では使いづらいです。

「バントは一発で決める」などは、どんなにマジメにやろうとしても結果が伴わないときがあります。

この場合、「バントは一発で決める」こと自体に意味はあると思うので、今回説明しているものとはちょっと違うものとして考えるべきかと

意識すればできることとは、何度も出しますが「全力疾走」などですね。

全力のラインはそれぞれ違うので、そこはお互いに基準を上げていきたいところですが、できない理由は全くないですよね。すべて自分次第です

この方が徹底事項として機能しやすいです。

[チームの徹底事項を守る意味] まとめ

要約を書いたノート

今回は、チーム力をあげる方法である「徹底事項を守る」ことの意味を深堀りしました。

徹底事項は内容にかかわらず、「徹底すること」に意味があります。

[意味がなくても意味はある?]の真意も感じていただけましたか?

選手の人は意識を新たに。

幹部、指導者の人は徹底事項を作るポイントも参考にしていただきながら、チームの中を見直してみてください。

今回はこれにて。ありがとうございましたっ!

コメント

  1. […] なぜ、「チームの徹底事項」は守るべきなのか […]

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