
ツーシームってどう投げるんだろ?
最近流行りだし、投げてみたいな。
こんな悩みを解消します。
こんにちは! たまいひかる(@siawasebaseball)ですっ!
最近、「ツーシーム」が流行りですよね。
僕自身、ずっとツーシームは使っていました。
コントロールしやすいので球数的にも多く投げていたイメージ。
今回は、そんなツーシームの投げ方、使い方を紹介します。
「まっすぐのイメージで投げる」がやりやすい球種なので、割と誰にでもオススメです。
バッターが打ってから、ツーシームだったことに気づくような、粋な打ち取り方ができたら面白いですよ!
あと、ツーシームで曲がらないのを気にしていてはナンセンス(他の球種でもそうですが特に)
記事で詳しく解説します。
・ツーシームとは
・ツーシームの投げ方
・ツーシームの使い方
実際にツーシームを常用。
大学Ⅰ部15勝しました。
【投げ方の前に】ツーシームとは?

まず、投げ方に入る前に、「ツーシームとはそもそも何か」を理解することから始めましょう。
ツーシームとは、変化球の一種で、「ムービングファストボール」の中にも入ったりします。
「ムービング」の意味からも想像できますが、一般的には、そんなに大きな変化をする球ではなく、ちょっとシュートするくらいの変化を言うイメージです。
変化の話を先にしてしまいましたが、そもそも「ツーシーム」とは変化の名前ではなく、ボールの縫い目の通り方のことを言います。
これは、他の球種とは違う、おもしろいところ。
ボールが1回転する間に、ボールの縫い目(シーム)が2回、回転方向と交差するので、「2シーム」、「ツーシーム」と呼ばれます。
対して、一般的なストレートは、「フォーシーム」と呼ばれます。

なので、変化と言うよりは、ボールの持ち方をもってツーシームと言っているんですね。
投げ方の項につなげるためにも、ツーシームは、「ツーシームという持ち方のまっすぐ」という認識がオススメです。
変化の仕組みとしては、空気抵抗が不規則になることで、まっすぐの軌道から微妙に変化する…なんて説が言われていましたが、最近は反対意見も。
ツーシームに空気力学的な違いはないと判明(gigazine.net)
縫い目の通り方で、空気抵抗が変わるのではなく、回転軸が傾くことで変化するという考え方。
確かに、バッティングマシンに、ツーシームの方向でボールを入れても変化しないので、そうなのかも。,
まとめると、
・変化ではなく持ち方を「ツーシーム」と言う。
・一般的には、ちょっとシュートする変化
・ツーシームの持ち方のまっすぐ
ツーシームはこんな球です。
ツーシームの投げ方

それでは、投げ方に入ります。
僕が投げていた軌道はこんな感じ。
シュート系です。
意識していたポイントは以下の通りです。
・持ち方
・まっすぐに保険をかける
・半分より外
持ち方

持ち方はこんな感じ。
自分の持ちやすい形でいいと思います。
僕は、第一関節が、縫い目に当たって(かかって)いないと気持ち悪いので、ちょっと斜めに持って、人差し指、中指が、そうなるようにしてます。
少し、親指の腹をつけるようにボールを持つと、曲がりやすくなりますが、ベッタリは絶対に×なので、ほどほどに。
まっすぐに保険をかける
投げるときのイメージは、「まっすぐに保険をかける」イメージです。
ほぼまっすぐで、ちょっとシュートするので、
「間違っても真ん中には入っていかない」「ドンピシャでまっすぐに合わされても少しズレる」、そんな球です。
決して、曲げて、まっすぐと違う球にしようとはしません。
持ち方が違う時点で、明らかにまっすぐとは違う球になります。
曲がらなくてもOK。
あくまで、保険付きのまっすぐです。
この考え方、めちゃくちゃ大事です。
ひねったりせずにまっすぐと同じように投げます。
半分より外を狙う
投げるときは、必ず、ベースの半分より外を狙います。
僕は、右の外にしかツーシームは投げていません(左ピッチャー)
そこで、真ん中より内側に入ってしまうと、まったく曲がらず、保険にならないので、絶対に半分より外です。
(以外と打たれないのですが)
外のラインに合わせられれば、なかなか痛打されないので、お手軽な球になります。
【投げ方のあとに】ツーシームの使い方(僕の場合)

具体的に、ツーシームの使い方を説明していきます。
とは言っても、特筆すべきことは、そんなにないです。
浅いカウントからどんどん使います。
僕は、右の外にはまっすぐは投げず、代わりにすべてツーシームを投げていました。
これで、間違っても真ん中に入ってくることが少なくなり失投が減ります。
理想は、見逃したらストライク、振ったらファールになるイメージ。
ベースの外のラインに添わせるような軌道で投げられると、そうなります。
コントロールさえ間違えなければ、痛打されにくいので、「とりあえず…」な場面で、よく要求されていたイメージです。
空振りは取れないので、三振を取るためには使いません。
僕は、序盤でチェンジアップを隠して投げることが多かったので、その分、ツーシームの割合は増えました。
ツーシームをチェンジアップと思わせられたら、儲けもの。
試合単位の配球を組むうえで、重要な役割がありました。
【ツーシームの投げ方】 まとめ

ツーシームは、まっすぐのように投げられて、まっすぐでない、便利な球です。
僕も、ツーシームを使ってから、ピッチングのストレスがだいぶ減りました。
「厳しく投げる」のハードルが、少しシュートが入ることで、低くなったからです。
「ギリギリでないと」→「ベースの外半分でいいや」
この差は大きいです。
変化には、個人差が大ありなので、あくまで今回は、完全に僕仕様のツーシーム論でした。
でも、「まっすぐに保険をかける」や「ベースの半分より外で」という考え方は、割と使いやすいんじゃないかと思うので、良かったら試してみてください。
くれぐれも、まっすぐが死ぬような投げ方は、しないように。
変化球つながりの記事はこちらをどうぞ。
今回はこれにて。ありがとうございましたっ!
コメント