
試合中に「打たせろ!」って言われるけど、わかっているのにうまくできない…。
ストライクとる力はあるはずなんだけど…。
こんな悩みを解消します。
こんにちは! たまいひかる(@siawasebaseball)ですっ!
ピッチャーやってると、「打たせろ!」と、指導者や味方からよく言われます。
でも、どうやって打たせたらいいのか、なかなかうまくいかないことも多いですよね。
ストライク入れるだけなのに、わかっていても、それが出来なかったり。
今回は、そんな「打たせる」を、抵抗なく、できるようになる考え方を、一つ紹介します。
ストライクを取る力さえあれば、ちょっとした考え方の違いで、うまく「打たせる」ことができるようになるかも。
考えると当たり前なのですが、意外と気づけない考え方なので、以下の記事で確認してみてください。
・「打たせる」が楽にできる考え方
僕が実際に活用した考え方です。
無意識に打たれるのを怖がる気持ち、を払拭できました。
ピッチャーが楽に打たせる思考

早速、今回のキモになる考え方を紹介します。
それは、
「アウトになる可能性を放棄しない」
です。
打者は打っても3割
知ってのとおり、打者は打っても3割程度です。
ということは、単純に考えて、残りの7割以上は、打ち取れる可能性が高いワケです。
試合で、ストライクを投げず、ムダな四球を出してしまうということは、この7割を放棄しているということです。
非常にもったいないと思いませんか?
こうなると、もちろん展開は厳しくなっていきます。
アウトにできる可能性を放棄すると、体感的には、1イニングで4アウト、5アウト取らないと行けないように感じます。
どう考えても、ナンセンス。
しかし、意外と、この事実には気づけません。
打たれるのが嫌なのが、ピッチャーという生き物なので。
誰しも、きれいに抑えたいものですが、そっちがメインになって、勝ちから目が逸れては、結果、おもしろくありません。
ぜひ、自分の考え方を振り返ってみてください。
実践!楽に打たせるピッチャーになる

実際に、この考え方を使いながら、楽に打たせていくイメージも紹介します。
まずは、ストライクをとる力を
まずは、ストライクをとる力を身につけましょう。
難しいところですが、頑張って。
厳しいところに続けられるのは、次のレベルです。
とにかく、どこでもストライクに投げられるかどうか。
初球から、ストライク勝負がキホン
初球からどんどんストライクで勝負しましょう。
「ムダ球を投げることは、アウトになる可能性を放棄することだ」、と自覚して、スイングされるゾーンに投げましょう。
打者単位の配球を考えても、初球は甘いところから入れるのがベストです。
いい当たりはされるかもしれませんが、正面に飛べばアウト、ラインより外側に出たらファールです。
意外とヒットにはなりませんよ。
それでも、打たれることや、四死球が怖くなったら?
そうは言っても、打たれることが怖くなったり、カウントを悪くして、四死球がチラつくこともあるでしょう。
そんなときは、やりたい行動に集中しましょう。
「ヒットはダメだ!」、「フォアボールはダメだ!」と思っていると、自然に体は「ダメだ!」の内容を遂行しようとしてしまいます。
逆説的思考侵入効果といいますが、詳しくはこちらの記事を。
また、「打たせない」や「フォアボールにしない」など、結果を意識してしまうと、セルフ1優位になって、動きが硬くなってきます。
セルフ1、セルフ2の記事にも書きましたが、行動に集中することで、体が覚えている本来の動きが出てきます。
「これさえできれば、いい球が投げられる」というポイントがあれば、それ1つだけを意識しましょう。
ブルペンではいいのに、試合でストライクが入らないという人は、ここに原因があるかもしれません。
野手の人へ
最後に、野手の人に向けて、お願いです。
いつも、ベンチや、後ろから「打たせろ!」と声をかけていると思いますが、ピッチャーにとって、それは簡単なことではありません。
やってみればわかります。
やろうとしても、なかなかうまくいかないときがあるのです。
なので、野手の人には、それをうまくできるように協力してほしいのです。
「打たせろ!」は、先に書いた、結果を意識する目標になってしまいがちです。
これでは、メンタルコントロールの練習をしていないピッチャーは、力んだり、本来の動きができなくなる場合があります。
そこで、野手の人には、ピッチャーに行動を意識させるような声掛けをしてほしいのです。
いいときのポイントを把握していれば、ぜひそこを。
「グローブまっすぐ出して!」など。
あとは、今回の「アウトになる可能性を放棄しない」ということを、思い出させてあげてください。
試合中は、知らないうちに色んなことを忘れがちです。
「打たせろ!」の代わりにこんな声かけをしてもらえたら、もっとピッチャーは投げやすいです。
「打たせろ!」だけでは、うまくいかない仕組みを理解したら、野手のイライラも減るでしょう。
ぜひ、よろしくお願いします。
【「打たせる」ができないピッチャーは読んでくれ】まとめ

「打たせる」は、言うのは簡単ですが、実際にやるとなると、意外と難しいです。
その難しさは、無意識に考え方が偏っているのが原因かもしれません。
「アウトになる可能性を放棄しない」
ぜひ、自分のピッチング、仲間への声かけに取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回はこれにて。ありがとうございましたっ!
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