実は2種類ある自分!セルフ1とセルフ2を操る[能力最大発揮のためのメンタル ]

メンタル

メンタルがコントロールできない!

考えすぎて思うようにプレーできない・・・。

こんな悩みを解決します。

こんにちは! たまいひかる(@siawasebaseball)ですっ!

最初に言っておくと今回はセルフ1、セルフ2の話です。

前に書いた

この記事の中で「セルフ1」、「セルフ2」というあまり聞きなれないであろう単語を使ってしまい、改めてしっかり説明しておくべきだと思ったので、それを今回やります。

この言葉は今後もこのブログの中では使っていきたいと思っています。

とはいえ、このセルフ1、セルフ2は単体で知っていてもかなり使える知識なので1つの記事としてまとめる価値も十分にあると判断しました。

良かったら読んでみてください。

最初に、あなたは野球をやる中で「メンタルがうまくコントロールできない」「考えすぎてしまう」と感じたことはありませんか?

もしあるなら今回の記事は有益です。

実は2種類ある自分の中の自分、セルフ1とセルフ2の特徴、それらをコントロールする方法がわかります。つまり、自分をコントロールできるようになります。

メンタルは目に見えない部分ですが即効性は技術練習やトレーニングに比べてはるかに優れています。

今日、練習、トレーニングをしても明日いきなりホームランを打つ確率は上がらないですが、ホームランを打つ力があるならメンタルテクニックを実践することで明日、その確率を上げることは難しくありません。

基本的に技術は上がるのに時間がかかります。

しかし、メンタルは持っている技術を最大発揮するためのカギで、このカギは意識の違いだけで簡単に開放できたりするので、ぜひ試してみてほしいです。

「技術がすべて」みたいな考え方の人には意外とここに伸びしろが眠っているかもしれませんよ♪

2種類の自分 セルフ1、セルフ2

それではここから説明に入ります。

自分の中には実は2種類の自分がいます。

意識の自分無意識の自分です。

この2種類をコーチングなどでは意識の方をセルフ1

               無意識の方をセルフ2 と呼びます

それぞれの特徴を見てみます

おしゃべりセルフ1

セルフ1は自分の中でしゃべっているやつ、あれがそうです。

「のどかわいたな~」、「肘をしっかりあげて・・・」などよくしゃべっています。

意識をするのがセルフ1の仕事です。

言葉で学習

そんなセルフ1は言葉で学習することができます。

言葉を行動に変換するのがセルフ1です。

新しい動きを誰かに説明してもらって実際にやってみるときや、言葉でポイントを意識するときなどはセルフ1があったほうがいいです。

セルフ2に命令を下す、邪魔をする

しかし、セルフ1には悪いところがあります。

野球において、セルフ2(無意識)を妨害して動きが硬くなることがあるのです。

意識してそのポイントを遂行しようとするということは、今の自分は「無意識にその動きをすることはできない!」と判断してセルフ1がセルフ2に命令を下しているため、少し無理をして動いているということになります。

しかも、後で出てきますがセルフ2は言葉の命令を理解できないため、その動きは命令通りに反映されないことがあります。

そうなると、当然無意識で動いているときに比べて滑らかさ、連動性は損なわれます。

これは意識するポイントが多ければ多いほど無理をして動いていることになるので、いい動きを目指して色んなことを一度に意識しているのに、実際の動きは無意識で動くときに比べ、かえって悪くなっている、自分でも訳が分からないということが起こります。

試しにイスに座ってみてください。スッと座れますよね?

でも、「まず膝を軽く曲げて、おしりをイスにつけて、体重を完全にイスに預けて、背中を背もたれにつけて・・・」とやっていたらとてもぎこちない座り方になるはずです。

当たり前に思えるかもしれませんがこのぎこちなさはセルフ1がはたらいているから起こるのです。

普段一度に多くのポイントを意識している人はこんな座り方をしているのと同じ状態になっているのです。

「考えすぎてダメだ・・・」という人はまさにこんな状態です。ぜひ、このあとのセルフ1を鎮める方法を学んでみてください。

結果目標で活発に、行動目標で鎮静化

あともう一つ、セルフ1には特徴があります。

それは結果目標で活発になり、行動目標で鎮まるというものです。

結果目標とは、「勝つ」、「三振を取る」「三振しない」など結果についての目標

行動目標は「まっすぐ立つ」、「思いっきり振る」など、意識すればできる行動についての目標のことです。

「行動目標で意識してるじゃんか」となりますが、良くないのは意識しすぎな状態なのでこれは大丈夫です。まあ、できるなら、完全に無意識なのがいいと思いますがなかなか難しいので。(~_~;)

結果目標は意識すると不安や、やらないといけないことがたくさん思い浮かぶようになります。

「三振を取る」だったら「厳しいところに投げないと」、「甘いところいったら打たれるぞ」「完全なボールにしたら苦しくなる」など不安なポイントをあげたら多分いくらでも出せます。

これはもう雑念だらけ。(~o~) 全然集中できていない状態で、セルフ1の命令地獄によりセルフ2は奥の奥へ追いやられてしまいます。

行動目標は意識すると集中状態に入ることが出来ます。ただし、意識するのは1つだけです。

「思いっきり振る」と決めたら、もうそれ以外はどうなってもいい、と割り切ってください。当たるところとかどこに飛ぶかとかどうでもいいです。

そうしたらセルフ2が勝手に体を動かしてくれます。信じて割り切りましょう。

こんなのがセルフ1です

セルフ1の特徴

・意識する自分

・言葉で学習

・セルフ2に命令を下す、邪魔をする

・結果目標で活発に、行動目標で鎮静化

ひかえめセルフ2

セルフ2は無意識の自分です。

潜在能力担当

潜在的な能力を出せるのもこのセルフ2です。

自分の100%の力を出すにはセルフ2に出てきてもらう必要があります。自分の潜在能力、本当の力はセルフ2にしか出せないのです。

体験と模倣で学習

セルフ2は言葉がわかりません。体験と模倣(実際にやる、マネする)から学習します。

プロの動画を見て同じようにやろうとする、これはセルフ2による学習です。

過去と未来がわからず、今に集中しているときだけはたらく

また、セルフ2は過去と未来がわかりません。今この瞬間だけです。今に集中する、マインドフルネス状態のとき、にセルフ2は働きます。

想像と現実を区別できない

また、想像と現実を区別することもできません。想像したことでも実際に体験したかのように認識します。

出てこれるかはセルフ1次第

セルフ2が出てこれるかはセルフ1次第です。ひかえめで、自分からは出てきません。

いくらセルフ2をはたらかせたくても、セルフ1を押しのけてセルフ2が出ていくことはできません。どうしても意識の方が強いのです。

なので出てきてもらうためにはセルフ1にどいてもらう、静かにしておいてもらう必要があります。

静かにしてもらうには、先ほど紹介した、1つの行動に集中する方法でいきましょう。

こんなのがセルフ2です。

セルフ2の特徴

・無意識の自分、潜在能力発揮担当

・体験と模倣から学習

・過去と未来がわからず、今に集中しているときはたらく

・想像と現実を区別できない

・出てこれるかどうかはセルフ1次第

セルフ1とうまく付き合おう!

ここまででセルフ1、セルフ2がどんなものかお分かりいただけたでしょうか?

最後に野球のプレーに生かす方法をまとめて終わります。

ズバリ、パフォーマンスを上げたいならセルフ2優勢にしてください。

そのためにやることはセルフ1を鎮めること。

スキあらばしゃべりだそうとするので、1つの行動に集中するという仕事を持たせてやります。

例えば、僕は試合前は特にセルフ1おしゃべりが激しかったので、

試合前のルーティーンを決めておく

音楽を聴いて特定の音だけ拾うように聴く(ピアノの音だけに集中したり)

呼吸だけに集中する、いわゆる瞑想を行う

試合中は

意識するポイントを1つに絞る、そこだけに集中する

などの方法で、セルフ1を鎮めていました。あなたも自分なりに1つの行動に集中する、やってみてください。

練習の段階からやっておいたほうがいいです。試合でいきなりは難しいので。僕も瞑想は毎日やって、セルフ1が鎮まった状態がどんなものか確認していました。

うまくできると、頭の中でしゃべっているのがなくなります。何も考えていない状態、これが今に集中している状態です。

そうなったら成功!(^^)! セルフ2優勢になっているはずです。「ゾーン」ととらえられるかもしれません。

能力最大発揮、準備完了です!

以上が今回の内容を踏まえての提案です。

大切なのはセルフ1とうまく付き合うこと

セルフ1をコントロールできれば出したいときにセルフ2を出せます。これが冒頭の悩みを解決する「メンタルをコントロールする方法」考えすぎをなくす方法」の一つです。

能力を最大発揮するためには欠かせない要素なのでぜひ実践してみてください!

今回はここまで。ありがとうございました!

コメント

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  5. […] また、セルフ1、セルフ2の記事でも書いた通り、結果目標を意識してしまうと、力みにつながってしまうので、行動を意識。 […]

  6. […] 実は2種類ある自分!セルフ1とセルフ2を操る[能力最大発揮のためのメ… […]

  7. […] 実は2種類ある自分!セルフ1とセルフ2を操る[能力最大発揮のためのメ… […]

  8. […] セルフ1、セルフ2の話でも書いたように、自分でコントロールしようと、ごちゃごちゃ考えると、動きがぎこちなくなります。 […]

  9. […] しかし、それでは体が縛られてしまい、体が覚えているフォームは出てきにくくなります。(詳しい仕組みについてはこちら) […]

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