
周りから「メンタルが弱い」って言われるけど、どうやって直せばいいのかわからない…。
そもそもメンタルが弱いってどういうことなの?
プレッシャーのかかる場面で活躍できないとか、緊張で動きが堅くなるのがメンタルが弱いってこと?
こんな疑問にお答えします。
メンタル強くしたい!と思いますか?
多分多くの人が弱いよりも強い方がいいと思っているでしょう。
でも、メンタルの強い弱いの基準をはっきりと言葉で表せますか?
ここは世間一般的にもだいぶ曖昧だと思うので、今回はメンタル強いの正体を言葉にしながら実際に強くする方法を一つ紹介します。
「メンタル強い」の正体!メンタル強化の一歩目

僕はメンタル強いの正体の一つを
自分の外で起こったことや自分の感情に影響を受けないメンタル
だと考えます。
具体的に言うと、
・周りにどんな人がいようが、どんな相手だろうが関係ない
・ミスが出ようが、逆にチャンスだろうが動揺しない
・不安や緊張に振り回されない
・エラーが出てもイライラせず淡々とプレーできる
みたいな感じです。
メンタル強そうじゃないですか?
大体世の中ではこの逆になってしまう人を見て「あいつはメンタルが弱い」と表現すると思います。
僕は絶対わかってなさそうな人に「メンタル弱い」とか言われるのがめっちゃ嫌でした。まあ実際弱かったんですけどね。
なので、メンタルを強くするにはこの、自分の中や外のことに影響を受けないようにトレーニングをしていくという方向になります。
ではこの、影響を受けない状態とはどんななのか。
それは何も考えず、外で起こることをありのままにとらえられる状態です。
知っている人は知っていると思いますが、マインドフルネスというやつ。
今に集中する、ともいえるかもしれません。
強い相手に対して、「強そうだな…」と思う時点でそれは相手をありのままでとらえられていません。
エラーされたときイライラしても何か変わりますか?
勝手に自分で認識に色を付けることでわざわざ心に波風立たせてるんです。それをしたところで変わらないのに自分のやるべきことから意識が逸れてしまっています。
でもこれはある意味反射のように感情が浮かんでくることもあるので、イライラや不安などが生まれないようにするのではなく、それを自分でコントロールできるように、気持ちに波風立たせず、自分のやるべきことから意識が逸れないように。
こんな状態をトレーニングして作れるようになろうというのが今回の提案です。
この状態が、海上に嵐が来てもその波や雨の影響は全く受けない、深海にいるような感じなのでタイトルにもある通り「深海モード」と勝手に呼んでいます。僕はこの表現がイメージしやすいので。(深海に行ったことあるのかって?ないですよ ( 一一))
実戦メンタル強化、呼吸に集中!トレーニング

ここからは先ほどの、外や自分の気持ちに影響を受けないようにするためのトレーニングを紹介します。僕が使っていたものです。
その内容はシンプルで、呼吸にだけ集中する、です。いわゆる瞑想。
詳しく説明すると。
・姿勢を正して座ります。(目は閉じておくのがおすすめ)
⇒耳と肩を結んだラインが地面と垂直になるようにすると整いやすいです
・5~15分、ひたすら呼吸を数えます。
⇒ここがキモ。1から数えて10まで数えたらまた1から。呼吸は吸う方より吐く方が2倍くらい長くなるようにします。だんだん呼吸自体が深く、長くなってきて、「呼吸を落とす」と表現されるような状態にします。
途中で絶対に雑念が入ってくるので、雑念が入ったのに気付いた瞬間、呼吸に意識を戻します。
この気づいて戻すのが大事なトレーニングです。
そして頭の中が空っぽになって何も考えていない状態になれば深海モード完成。リラックスして集中した状態になっています。
やり始めのうちはとにかく雑念が入ってきます。
僕は「あと何分かな」とか「もうそろそろかな」とかでいつも逸れてました。そのたびに呼吸に集中、呼吸に集中。
簡単に見えて難しいですが、逸れる回数は少なくなっていきます。
今一度、これで何をトレーニングしているのか確認しておくと、まずは、
・何も考えない、集中状態を作る
ことの練習です。自分の感情に影響されない、頭を空っぽにして今に集中する状態は実際に体験しておかないと作れません。それがどんなものか知って、なるべく早く、長く、集中状態を作れるようにする練習です。
もう一つは
・逸れた意識に気づいて必要なところに戻す
練習です。外からの影響で自分の心に動揺やイライラが生まれた時、それに気づいてもとに戻すというのは意外と難しいです。多くの場合、外からの影響に気づいているようで気づいていません。
イライラや不安にとらわれてしまった時は、その感情自体には気づいているかもしれませんが、感情に振り回されている状態です。終わってから「なんであそこであんなにイライラしてしまったのか」と感じるときがあるでしょう。
しかし、その感情にとらわれたこと、その感情のせいで本来の意識から逸れたことに気づければそこからその感情は自分のコントロール下に入ります。影響を受ける前に本来の意識へ戻ってこれるのです。
これを呼吸に集中することで訓練します。
どうですか?「こんなんでメンタル強くなるのか」って思うかもしれませんがなります。メンタルトレーニングって実はこんなにシンプルです。大がかりなものは何もありません。
方向性も間違っていないはずです。「メンタル強い」の正体に納得してもらえていたら。
理解していただけたら、やること自体は簡単なのでぜひ試してみてください。野球以外でも使えます。
メンタル強化を試合に生かす

最後に、実際に試合でどう生かすか説明して終わります。
試合ではトレーニング通り、自分のメンタルが影響を受けていることに気付けるようにします。
僕はエラーが出た時の動揺、試合前の緊張が多かったので、そこについてはあらかじめマークしてました。
エラーがでた瞬間確認するような感じですね。
気づいたらもう一度自分のプレー、やることに集中し直します。僕はエラーが出たら「カバーしないと」とか考えて力んでいたので、そこをもう一度「キャッチャーのミットだけ集中して見とく」に変えてうまくいきました。
「気づいて戻す」をこんな風に使います。
また、時間があれば試合前などに呼吸のトレーニングをして深海モードに1回入ってしまってもいいと思います。
深海モードならそもそも何も考えていないので気持ちに波風立ちませんからね。
メンタル強化は知ってるかどうか

ここまで、「メンタル強い」の正体、メンタル強化方法、試合での使い方の順で説明してきました。
僕はこの手順で実際にメンタルが強くなりました。気持ちのブレが少なくなってパフォーマンスの安定につながりました。
正直、方法としては簡単だと思います。しかもこんなのは誰でもできます。
メンタル強いか弱いかはこのような強化方法を知っているかどうかです。
今回この記事であなたがメンタルについて少し知り、漫然とした悩みから解放されたら幸いです。
今回はこれにて。ありがとうございましたっ!
コメント
[…] ・瞑想 […]