
ケガしてから、前のフォームでどうしても投げられない…。
もう、もとのフォームでは投げられないのかな…。
こんな悩みにお答えします。
こんにちは! たまいひかる(@siawasebaseball)ですっ!
ケガした後、もとどおりに復帰できないときがあります。
「どうしても、ケガをする前のフォームで投げられない」
そう悩む人もいるのではないでしょうか。
僕は、そうでした。
ケガをしてから、ケガ前のフォームで投げることは一度もできていません。
しかし、それでも、活躍することはできます。
この記事では、「前のフォームを見失った」「フォームがわからなくなった」と悩む人へ、そんな悩みにとらわれない方法をお伝えします。
悩みすぎを、少し楽にする考え方です。
また、前のフォームに戻るヒントも書いています。
ケガだけでなく、スランプにも応用できるかと。
・ケガでフォームが崩れた時に考えるべきこと
・ケガ前のフォームに戻すヒント
ケガでフォームが崩れた時に考えるべきは?

ケガやスランプでフォームが崩れているとき、多くの人は、「もとのフォームに戻さないと!」「何で前と同じように投げられないんだ!」と悩みます。
しかし、前のフォームにとらわれて、戻そうと必死になると、かえってフォームを崩すことにつながりかねません。
思い通りに戻らないと、どんどんフォームが自分の意識でがんじがらめになり、体の動きは余計に悪くなります。
そうならないために、頭に入れておくべきなのが、
「ケガでフォームが崩れるのなんて当たり前」ということです。
特に、長く休んだときはなおさら。
痛みを怖がって、無意識に力んだりするのは自然な反応なのです。
それをどうこうしようとしても、難しい部分があります。
それに、フォームが崩れていても、活躍できないワケではありません。
あなたの目標は、試合で活躍することであって、前のフォームでプレーすることではないでしょう。
ムリに、前のフォームを追い求めるよりも、今のフォームでも活躍できないか、考える方が生産的です。
フォームが崩れても、活躍はできる
僕は、肘の靱帯を痛め、3回生の一年間、登板0ですごしました。
そして、復帰した4回生の春、
投げ始めると、ケガ前とあまりに違うフォームに愕然としました。
痛みもあり、無意識に体が力むので、思い通りに投げられません。
このとき、僕はケガ前のフォームに戻そうと必死でした。
しかし、うまくいかず、大会を迎えます。
大会では、どんなにフォームが汚くても、投げないといけません。
僕は、フォームはどうでもいいから、抑えることだけ考えました。
そうすると、結果、「抑えられないことはない」ことがわかりました。
スピードも落ちている、コントロールも微妙、決め球のチェンジアップもスピードが落ち切らない。
そんな状態でも抑えられるし、勝てるのです。
ケガ明けから、肘の痛みがなかった日、思い通りのフォームで投げられた日は、おおげさでなく一日もありませんでした。
しかし、4回生秋のシーズンでは、4勝を挙げ、優勝に貢献することができました。
ここで、わざわざ僕の実話を出したのは、自慢をしたかったからではありません。
僕が伝えたかったのは、もし、春のまま、前のフォームを追い求めていたら、この結果はなかったということです。
「試合で活躍する」という目標を見失っていたら、試合にでることすら叶わなかったと思うのです。
試合で活躍することを考えるから、投げる球が多少ヘボくても、勝てたのです。
あなたは、絶好調、ベストボールでないと、勝てないのでしょうか?
決してそんなことはないはずです。
ケガ、不調でフォームが崩れるのは当たり前。
それなら、いまのフォームでどう勝つか、を考える方がいいと思うのです。
調子が悪くても、動揺せずプレーするための思考はこちらの記事に詳しく書いています。
「不調だから勝てない」は幻想【不調でも活躍するための思考法】
ケガ前のフォームに戻すヒント

それでも、どうしてもケガ前のフォームに戻したいというなら、自分の体の記憶をたどるのがいいかと思います。
体の記憶をたどる
体の記憶をたどる、というと難しそうですが、要はなにも考えずに投げるということです。
体は無意識の領域で、前のフォームを必ず覚えています。
ケガをする前は、何も考えずに、いいフォームで投げられていたでしょう。
なので、なにも考えずに投げることで、無意識に体に残っているいいフォームに出てきてもらいます。
「なにも考えない」というのは、「頭のなかで、なにもしゃべっていない」状態のことです。
フォームを直そうとすると、「~しないと」「ここをこうして」と、意識するポイントをいくつも作ってしまいがち。
しかし、それでは体が縛られてしまい、体が覚えているフォームは出てきにくくなります。(詳しい仕組みについてはこちら)
意識するポイントは、多くても一つ、できればゼロにして、体の記憶を頼りに投げるのが、フォームを戻すには有効です。
意外と、無意識で投げた方が、いいフォームになって、痛みも減ります。くわしくは↓
【ケガでフォームが崩れるのは当たり前!】 まとめ

ケガでフォームが崩れるのは不自然ではなく、当たり前です。
うまく戻せればいいですが、そうはいかないときもあります。
自分が納得いくフォームで投げられればもちろんベスト。
しかし、そうでなければ勝てないワケではありません。
前のフォームにはとらわれすぎず、今のベスト、より良いフォームを目指す。
試合で活躍することに、フォーカスした方が、結果うまくいくことがあります。
深刻にはならず、自分の求めるものを見失わずに行きましょう!
今回はこれにて。ありがとうございましたっ!
【お知らせ】noteを始めました!
突然ですが、先日、もう一つの発信拠点として、noteを始めました!
理由は、Twitterリンクでは、noteの方が読まれやすいから。
ブログと同じ内容にしてもおもしろくないので、
ブログが「ノウハウ」を集めたものなのに対して、
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僕が野球を続けてきた中でもった感情、思考。
ネガティブなものも、ポジティブなものもありましたが、それらをどう消化し、どんな気づき、学びを得たのか。
野球人生の中の悩みも含め、飾らずに書いています。
「野球がおもしろくない」と思ったこと。
「応援されることでこんなに頑張れるのか」と思ったこと。
同じ感情を持つ、あなたのモヤモヤが少しでも軽くなれば、書き手としては万々歳です。
ブログよりサクッと読めて、野球以外にも応用できる話が多くなっています!
随時更新していきますので、noteの方もぜひよろしくお願いします!
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